エッセイ【Baby Step】│小樽駅で心療内科をお探しの方は世良心療内科クリニックまで

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エッセイ【Baby Step】Essay

大手町より祈りをこめて

2021年6月15日

 

打ったど~~~!!

コロナのワクチン!

ニュースで見たばっかの東京は大手町の合同庁舎で、打ってきました~~っ。

 

いや、ほんとはいつでもいいやってな投げやり気分だったんですワ。

だって、5月半ばに接種券が届いたその場で、すぐかかりつけ医に電話したのに、あぁ無情、早くても7月の末になりますねぇ・・・と。

ためしに、もう一軒、かつて通っていた小さなクリニックに電話を入れると、こちらも、♪答えは同じ~、あ~と~で~♪

つまんないなぁ♪の、山口さんちのツトムくん状態。

穴場狙ったつもりだったんだけどなぁ。

と、まさかの出遅れにめっちゃ落胆。

2か月先の予約をとる気力も失せ、ぼぉっとしてたら、降ってわいたような大規模センターでの集団接種ニュースが。

あらまぁ。

こりゃ、トライしてみにゃ!

 

ちょうど、先行した八王子だかどっかの自治体で、ネット申し込みにアクセスが殺到、サーバーがダウンして大騒ぎにみたいな報道があったばかりで、なんと東京の申し込み開始は“だいたい11時ころ”とのこと。

はぁ???

コンサートでも春風亭昇太の落語でも!ともかく人気のチケットをとるためには、まずはサイトを開いておいて、電波時計とにらめっこ、開始時刻ジャストまたは気持ちフライング気味に打ち込み!!というのが、常識でしょ?!

あ、ちなみにGoToEatでも、この方式で頑張ったんだったわ(2時間以上かかったけど・・・)

 

な・な・な・なのに、11時“ごろ”ってさ。

いや、ある意味、すごいアイディアではある。

出鼻くじきシステムとでも申しましょうかさ。

これまで先手必勝ってか、先制攻撃あるのみだった、反射神経いいもん勝ちみたいな法則が、揺らいだのは確か。

 

で、予約開始初日。

朝9時ころ、試しにサイトを開いてみると、「まだ予約はできません」の文字がでかでかと。

当然ですね。

そろそろ11時になりかかるかなというころ、開いてみても、同じダメマーク。

じゃ~~~ん、11時になりました!

が、まだ、「できません」

ほぉお、やるなぁ、おぬし。

そして、5分、10分。「できません」

あらぁん、根性あるのはわかったけど、いったいいつ始めるわけ??

と、ここではたと気がついた!!

私が見ていたのは、申込サイトではなく、申込サイトへ誘うための一個前のページであったこと!!

ひゃぁ~~~~~ん、あわてて次のページにいったら、もうとっくに予約は開始していて、混んでるからしばらく待て!との指示が!!!!

うっそぉぉ~~~~!!

 

そもそも、なんで気づいたかというと、私はこれまた定番のダブル方式、つまりパソコンの横にスマホを置き、両方で同時にアクセスしていたんですね。

で、なぜかスマホのほうは少しして勝手に(?)申し込み画面が開いて、むむむ?!!

なんじゃ、こりゃ?!とパソコンのほうをクリックしたら、なんだよ、こっちもとっく予約開始してたんじゃ~~~ん!

誰だよ~~っ、まだ予約出来ませんって、表示してたのぉ!!!

バカ正直にトップページだけ見てて、またしても出遅れたじゃぁ~~~ん。

半ば動揺しながらも、とりあえずは、スマホで自分の予約を取り、遅れること10数分後、パソコンで母の予約を無事完了。

 

ひゃぁ~~っ、ほっとしたなんてもんじゃありませんでしたわい。チャンチャン。

でも、その10数分の違いで、同じ日の接種予約は出来なかったのだから、いやはや、その集中ぶり推して知るべし。

 

ややあって、そうだ、80才でスマホも持っていない完全IT難民のおばの分も申し込んであげようと電話をいれ、接種券のナンバーだの区の番号だの聞いて、アクセスしたら、が~~~ん、はや満杯!!

それだけ、みんな早く打ちたいってことだよね、と納得しながら、夕方のニュースを見ていたら、んんん?なんだか微妙なニュアンスで、本日の予約フィーバーを伝えていたぞ。

“大阪は予定枠がすべて埋まりました、東京も・・・・・”

何万件のアクセスがあったとは言ったけれど、満員とは言っていなかった。これって・・・・

 

あわてて、またパソコンに飛びつくと、勝手知ったるサイトにアクセス。

すると、あ~ら、不思議、午前中、確かに満員になったはずだったのに、空きがあるじゃあ~りませんか!

あ、な~るほど!そういうカラクリか・・・。

って、別にからくりってほどじゃないんだけど、要は会場がAからDだかまで分かれているんだった!!

して、私が朝見たのはA会場の予定数がフルにっていう表示だったのだ。

でもねでもね、パッとスクロールした段階では,BだのC会場なんて出てこなかったんだよ。

いや、もしかしたらあったのかもしれないけど、少なくともすぐ気づくようにはできてなかったゾ。

ともあれ、すぐつながって、ものの数分でおばの予約は完了。

はぁ、いっせいのせ~っ!でアクセスするばかりが能でもないんですね。

うん。ひとつ学んだぞ。

 

さて、で接種当日です。

テレビでは、改札を出たところからともかくスタッフがそこかしこに立っていて、ぜったい迷子にはさせないぞという政府の気迫みたいなもんを感じました、とか言ってたけれど。

私の下りた丸ノ内線の大手町駅には、張り紙一つなし。

ワクチン接種のワの字もないぞ。

して、大手町駅は名前こそ一緒だけれど、いろんな路線が乗り入れててフクザツ怪奇もいいところ。

前日のニュースで仕入れたC2bという出口番号の表示だけを頼りに、人通りのほぼない薄暗い地下通路をえんえん5分10分。

半蔵門線をすぎ、千代田線のコンコースへついたら、はじめて接種会場はこちらの矢印が!!!

で、改札を出たら、そこからはもうおいおい人間の鎖か?ってくらい。ほぼ2メートル間隔くらいで案内スタッフが。確かに、これじゃ迷子になりようないかも。

だったら、丸ノ内線にも少しくらい張り紙しとけよな、まったくこれだからお役人仕事は・・・とぶつくさ言った私ですが、今はもう改善されてるかもね??

 

会場のビル前には、サッカーの控え選手みたいなカラフルな胴着をはおったスタッフに交じって多くの警察官や自衛官の姿も。

真っ白の半そでに肩章つきの夏服は、きりり清潔感があって、あら、男女とも2割がたは盛れてるかも?!

などとキョロキョロ進んでいくと、前後左右から矢継ぎ早に“接種券はおもちですかぁ??”とか、“予約はなさってますかぁ?”とか声をかけられ、ハイあなたはこちらのゲート、そちらは・・・・とさっさと振り分けられ、ゲートイン。

検温の自動センサーに始まり、はい次、はいお次と、ラインに沿って誘導され、ずらり並んだパイプ椅子に腰をおろす暇もないほど。

赤・青・黄・緑とか最初にわたされたファイルの色に従って、エレベーターへの道もみんなふりわけられていて、スムーズといえばスムーズ。

ただ、たぶん、もっと混んだ場合を想定していると思しき動線は、やたらUターンや迂回が多く、疲れる~~~っ。

ここショートカットしてもいいんじゃない??というようなとこも、いちいち空いた椅子の横歩かされたりして・・・・杖ついたじいさんばあさん連中も多いのに。一考あってよさそう。

 

とかとか手際をあれこれ観察しているうちに問診、注射、具合の確認と3つのブースを渡り歩き、あっというまに広い経過観察エリアに。

ここに来るまで計10回は手指のアルコール消毒をしたろうか?

カーテンやパーテーションで仕切られた場所をぐるぐるさせられてたんで、急に開けた窓のある部屋に、なんだかちょっと感動したりして。

 

あぁ、空が見える!

ビルが高い!さすがトウキョウだぁ。

 

帰りは、指定された時刻になったら順次勝手に退室していい仕組み。

でも、そこは年寄り、出口付近のスタッフに、もうよろしいでしょうかね?とか、なんだかんだ話しかけて、かえって流れを滞らせたりしてたっけ。

 

ま、かくいう私も、皆さん自衛隊の方?とか余計な事聞いたりして

あ、東京都の方? 厚生省?

いや・・・ただの寄せ集めのアルバイトです。

40代後半と思しきちとかっこいいおっさんが、ちと照れたふうに答える。

ほぉ。なるほどね・・・。

最後にエレベーターで降りるところまで、整然と列に並ばされ、出口で消毒スプレー、シュっとしてビルの外に出るまで、約30分。

さわやかな五月の風が頬をなぜ、ほっと一息、見あげた空の広いこと、青いこと。

 

コロナに打ち勝った者の余裕とでもいうのか、いや、その解放感たるや。

あ、まだコロナに勝ったわけじゃなかったデスね。正しくは。

けど、もはや、気分としてはかんぺきコロナ勝者!

たった1回ワクチン打っただけだってのにね。

ほんと、不思議。

それだけ不安のなかっで暮らしてたってことですかね。

意識はしてなかったけど。

 

考えてみたら、地下鉄に乗ったのだって下手したら1年以上ぶりかも!

およそ電車とか公共交通機関に乗って遠出(!)をするなんてこと、なかったもの。

銀座だって乗ってしまえば20分そこそこだけど。ぐっとこらえてたもんなぁ。

 

あ、それでなのかな?

接種会場がやけに華やいでいたのは?!

そう、みんな別に無駄口たたいたりしてるわけじゃないんですよ?必要最小限の会話しかしていない。

医師やスタッフに質問されたら、ハイとかイイエとか短く答えるだけ。

でも、なんだか空気が沸き立ってる、うきうきした気分がそこかしこに充満してるというか。

ちょっとしたお祭りのようなざわめきが。

 

あれかな。

もしかしたら、久しぶりに大勢の人が集まって、同じ一つの目標に向かってきびきびすっすと進んでゆくって行為が、なにがしかの昂揚感を生むのかも。

 

コロナ禍で、日々孤立化を余儀なくされている高齢者たちにとっては、わざわざ大手町へ出かけ、集まる!というだけで、大きなイベントに参加してるような軽いコーフン状態にあったのかも。

 

そうね、きっと。

私も帰りはわざわざ政府が用意したシャトルバスに乗って東京駅まで出たもの。

普通の都バスと、はとバス。どちらも無料だけど、私迷わず、はとバスに乗ったもん。

都民にとっては近郊の観光でおなじみの黄色い車体=非日常!

高いステップ上がって、50名からの定員びっしり(密です、密!)の車窓からは、皇居のお堀が見えて。

風に揺れる柳の美しいこと。

気象庁のビルと経団連のビルがすぐ真横で、なぁんだ、、わかりにくいと評判だったけど、、いいとこなんじゃん。

江戸の名残みたいな和田倉門かいわい。深い緑の並木道のあいだを走る数分間はつかの間の旅気分!

これが非日常でなくてなんだろう。

 

東京駅丸の内で下車すると、目の前には元東京中央郵便局のKITTEが。

屋上テラスからは東京駅と新幹線ホームが見おろせる、大好きな場所。

気分が高揚した私は、久しぶりに一人ということもあって

こじゃれたランチでも…と入ったら、一階ピロティは薄暗~く、数軒の店をのぞいてほぼ閉館状態なのだった・・・・・。

あ、そうか、緊急事態宣言中だったんだっけ。

現実にひきもどされ、すごすごとKITTEをあとにした私。けど、有楽町まで一駅の~んびり歩き、おいしいバゲットとペストりーをお土産に帰宅しましたとさ。

 

以上、ワクチン接種・大手町レポートでした。

 

って、あ?興味ない?!

東京や神奈川、千葉に住む友人たちの間では、いつ打てるかとか、大手町ってどうなのよ?とか、LINEで関心しきりなんだけど。

 

北海道の友人は、来週2回目だよと、あっさり。

あ、なんの問題もないのね?

こちらは、さながらワクチン争奪戦立ったので。

 

今朝も、ご近所さんがすれ違いざま、今から2回目~~~と自転車をかっ飛ばしていった。

70すぎてるけど。

おはようもなしに、いきなり、それだけ。

おぉ、いいねぇ、気をつけて~~!

私も声援よろしく手をふったりして。

 

今、仲間うちの関心事はもっぱら2回目の副反応。

かかりつけ医から、カロナールを処方されたと、一人が書き込めば、サンフランシスコではバファリンが推奨されてると誰かが答える。

ホームセンターの薬局に行ったら、コロナワクチン解熱剤は売り切れとラベルが貼ってあったとか。

頭痛が出る前に薬をのんだほうがいいとか、よくないとか。

あっちこっちで盛りあがってる。

 

オリンピックは本当にやるのかしら?

私のパソコンには、ときどき、「外国人おもてなし語学ボランティア」事務局からメールが入る。

2年前、東京都の公式イベントで、街中で困って外国人を見かけたら、積極的に声をかけましょうって講座があって、2日間ほど講習をうけ、認定(?)バッジを渡されたのだった。

あの頃は、こんなことになるなって思ってもみなかった。

講習には元商社マンなんて英語がペラペラの人もいたけれど、片言もおぼつかないようなおばあさんとか、ワーキングマザーとかいろんな人たちが集まっていた。

小さい子がいて働いてて、なおかつボランティアだなんて、日本の若いママさんってホントえらいなぁと感心したんだっけ。

うちの母親も、2年前はまだ数時間なら一人でいられて、私は講習が終るや、いの一番に教室を飛びだして帰ったんだっけ。

 

いろんなことが変わるね。

7月になれば、またフェイズはいろいろ変わってるんだろうな。

ワクチンが済んだら、ランチしようねっ!と、友達は手ぐすねをひいているけれど。

マラソンは札幌を走るのかな?

 

観光客は来るのかしら?

観客は入れるんだろうか?

隈研吾は先見の明があったんだろうか?

いろんな色の混ざったスタジアムの観客席は、誰も居なくても、空席が目立たないってか、なんだか人が入ってるように見える。

 

仕事先であったおじさんは、陸上男子100メートル決勝が見たくって、なんと30万円のチケットを購入。

う~~~ん,だって、日本人が決勝に残るの生で見るなんて、一生に一度あるかないかなんですから・・・と、ニッコニコ顔だったけど。

人工透析をしているから不要不急の外出を控えると、もう2年、音沙汰ないけれど。

まだチケットはキャンセルしてないだろうなぁ。

9秒9台の男子は何人残れるだろう??

 

東京は昨日梅雨入り。

北海道は梅雨がないって言われてるけど、そうでもないよね?というのが、釧路に住んでいた私の感想。

うっとうしい梅雨、うっとうしいコロナ。うっせぇうっせぇうっせえわ♪

 

なにもかもすっきり晴れわたる、美しい日がきますよう。祈りをこめて。

おそまきながら

2021年4月14日

はぁい、サボテン枯らしたことある人、この指と~まれ~っ!!

なに、サボテン枯らすやつなんていないだろうって?そもそもサボテンって、枯れるのかって?枯れます!ってか、腐る・・・・・・・・

ハート型のかわいい小さな鉢植えサボテンが妙にしわしわになってきて、ある日、ぐにゅっ。倒れてご臨終・・・・

思えば、あの時、私の最後の恋も死んでしまったんだったっけ・・・・・

あの日から幾星霜。バンダにハイビスカス、ポトスにシクラメン、ポインセチア、胡蝶蘭、ドラセナ、あまたの鉢植えを死なせてきた私。

はるか昔、北海道の友達がわざわざ送ってくれた背の高いラベンダーの鉢植えが、わずか3日で枯れたのは、

さすがに私のせいじゃない!!環境の激変と旅の疲れのせいだぁぁと、なぐさめたけど。

それ以外は、もし、緑の命をつかさどる神さまがいたとしたら、わたし、100パー地獄行きまっしぐらだと予言できるほど。

でも、コロナ禍が、私を変えた。たぶん。 植物を上手に育てる人のことを欧米では”緑の指“をもってるっていうんだそう。

私はまだまだ全然だけど、でも、白の花が清らかなマダガスカルジャスミンは無事この冬を乗り越え

、買ったときから、少なくとも2倍の背丈にまで育ちましたです。

昔は簡単にダメにしてしまったアイビーも、今は窓辺で小さな枝先を伸ばしてるではありませんかっ!!

いやぁ、変わればかわるもんだわ。葉っぱに触って、水が足りないか、日があたりすぎてないか、

いわゆる植物と対話するってことができてきてそうですもん。

電車に乗ることもめっきりなくなり、出歩くのは、せいぜい最寄りのスーパーくらい。かわりばえのしないご近所を母と手をつなぎながら、

うろ覚えの♪カモメ~の水兵さん♪や♪赤い帽子白い帽子なかよしさんっ とかうろ覚えの童謡を、

季節おかまいなしに歌いながら行き来するうちに、かわりばえのしないはずの道で、このところ、ふと目が留まるようになった。

足も。あ、花が咲いてる。

よそ様の塀から山吹の黄色い花がこぼれ、児童館の植え込みには、スイートピーが背を延ばし、近づくと甘い香りが。

鉢植えからのびた若葉の色の、なんとみずみずしいこと。

こないだ、通ったときは、ただのゴワゴワした茶色のコードみたいなもんがフェンスにくくりつけられてると思ったら、

いつのまにか濃い緑の葉っぱをいっぱいつけてて、あっらぁ、もうつぼみまで??

バラです、バラ!まだ4月の初めだというのに。一輪、二輪・・・。

それどころか、横のかべには、モッコウバラの淡い黄色が滝のように咲きこぼれていて。代り映えしないなんていったのだぁれ??

あ、わたしか。すんまそん。

いや、誤りたくなるくらい、見事に、日々、変化してる。自然って、すごいなぁ、ほんと。

我が家のキンモクセイにいたっては、雨が降るごとに、30センチくらいは伸びたんじゃない??と疑うほど。

茶色っぽく硬い葉っぱに代わって伸びる若葉の、柔らかく淡い緑の美しさと言ったら。

あぁ、これだもん、男たちが若い女の子に弱いのもムリないよなぁ、なんてジェンダーに厳しい今のご時世に突っ込まれかねない感慨にも、ふと想いがとんだりして( ´艸`)。

あ、もちろん、かくいうわたしも、薄汚れたおっさんたちより、キラキラした若い男の子のほうが断然お好みであります。

そいういえば、一代でHISなる旅行代理店を業界のトップにまでおしあげた澤田会長ですが。

かつて10数年連続赤字のハウステンボスを再生を引き受けた時、はじめは園内にアウトレットを誘致するつもりだったんですってね。

けど、敷地内のホテルに数か月泊まりこみ、日々現場に通ううち、途中にあるバラ園の緑を楽しみにしている自分にきがついたのだとか.あ、葉っぱの色が濃くなってきたとか、つぼみがふくらんできたな、とか。

仕事人間の彼は、それまで花や緑に自分が癒されるなんて思ったこともなかったんだとか。

眼からうろこ。発想の大転換。どこにでもあるアウトレットを作るくらいなら、いっそ、薔薇園を!!それも世界に誇るバラ園を作ろう!!

そうして、できたバラ園は、今やハウステンボスの代名詞ともなり、このコロナ禍でもなんとか人気をあつめているのだとか。

年年歳歳花相似たり 年年歳歳人おなじからず自然は変わらないけど、人は変わる・・・と、はかなさを説いた慣用句だそうですが、はて。

今やコロナも変異株が主流だし、ハウステンボスをわずか一期で黒字に大転換させたさしもの澤田氏も本業の旅行業は大打撃でふるわない。それでも、全然くじけてなくて、新しい業態を模索してるって。

ひるがえって、わたしは、かわったのか?かわらないのか?草花の名前を少しずつ覚えはじめ、土づくりが肝心なのねなどと園芸家ビギナーをきどっているけれど。

今、わが家のまわりでは、はや藤の花が咲いています。ハナミズキもコデマリも、パンジーも矢車菊も卯の花も。

一斉に咲き誇って、季節が一か月は前倒しの感じ。桜前線も、ゴールデンウイークを待たずして、はや青森まで到達したんですってね。

津軽海峡を越え、北の大地に待ちに待った春がやってくるのも、もうあとちょっと。

喜びを爆発させるように、梅も桜もチューリップも、一斉に咲き誇る美しい日までっもうあと一歩。

あなたの春が、あかるいものでありますように。

小さな花壇のすみに、スズランがひとむら可憐な花をつけ、、道産子気分を味わわせてくれている東の町から

では、また チャオチャオ!

あな哀し、いとおかし

2021年2月9日

2月のあたまの土日、東京では名門私立中のお受験が重なる。

そら、賢い子らばっかなんでしょうが、いうても小学6年生が解く問題なんだから、なんとかなるでしょう。

と、新聞に載った女子御三家の筆頭・桜蔭の問題を一読、いや一見して、ひやぁ~~ん、ななななにこれ?!

第一問目ってふつうサービス問題ってか、足慣らしに比較的簡単な計算問題がくるんだよね?

いや、分数と少数点のいり交じった計算だから、とりあえずは通分してってとこまでは当たってんですよ。13と7だから、共通分母は91。

小数点0,7は91じゃ無理だから、、910分の637で・・・・・・

でもって、移項するとマイナスはプラスで、えっとえっと、分数の割り算は上下の数字をひっくりかえして掛けて・・・・・ってやってるうちにこんがらかって、新聞紙の余白は、わたしの頭の中さながら、数字でぐっちゃぐちゃ。

で、とっくに15分経過。うっそ~~っ。まだ一問もとけてないっつうの。

持ち時間はぜんぶで50分。

本チャンの難問はこれまらだっていうのに、はやばやと戦意喪失。諦めましたわ。はい。

 

そうして、私がいさぎよく敗北を認めているのに。

翌日、今度は男子の名門開成中学の問題が載っているではあ~りませんか。

なんだ?!これは、私をこばかにしてる?ためしてるの?

いいよ、やったろうやないの。

こちらは、持ち時間60分。

なんといきなり図形問題と、きた。いかんいかん。

私、図形苦手なんです。空間認識能力というやつに難があって?!(方向音痴だし(関係ない?)

知能テストの角砂糖数えるやつなんか、もうまるっきりわかんない。

と、おっ、ざっと見渡したところ、計算問題が途中に一個だけあるじゃないですか。

何々、9998分の1を少数であらわすとき、少数大48位の数、50,9

6位の数を求めなさいだぁ???

あ、これなんか法則性があるやつだ。ほら、順列だか級数だか、なんかそんなん。

試しにちょこっと割ってみたら、0,000100020003・・・・っって続くんだよ!!!

あ、これ絶対あってる!!ってか、方向性はね。

で、たぶん、48桁目だから、4で割って、12が来る日が来るはずなのだが・・・・・・・・・・あぁ、もうあきまへん。

そこから先を論理的に考える気力がもう残ってないので、ギブアップ。

 

後に残ったのは小さなため息。

はぁ、私って、もはや中学にも入れないのね。たはは。

国語ならまだ少しは何とかなるかも?と未練もわいたが、なぜか新聞には算数(数学じゃないんだよ!!こんな難しいのに!)しか載らなかったのだった。

残念っ!(いにしえのギター侍でお願いします)

 

あ、そういえば,桜蔭も開成も、カレンダー問題が出てた!

今日が月曜だとして100年後の今日の曜日は何でしょう?みたいなやつ。

きっと、みんな塾とかでこういうの例題みっちりやってるんだろうなぁ。

う~~む。

数独とナンプレで乗り切るってわけにはいかないかぁ (笑)

ちなみに、『東大王』のマドンナ鈴木ひかるちゃんは、この桜蔭出身。して、実は私のあこがれの女性なのだったぁぁぁぁぁぁ。

普通、憧れって年上の人があがるもんだけど、なんせ、もうこの年になっ

てくると年上にも限りがあって・・・・へへ。

キレイで賢くて勝ち気で、ピアノも弾けて絵画にも詳しくて、クールに見えて意外とすぐ頬が赤くなったり、感情が顔に出ちゃうあたりもすごく好き。

あぁぁ、私、こういう子にうまれたっかったんだわぁ!!!

って、いい年して何あほなこと思ってんまんねん、と苦笑いもちょっこし。

あぁ、あのころもっと勉強してればとか、ピアノちゃんとやってればと後悔するようなレベルじゃないからなぁ。

う~~む。

残念っ!ってか、残念ですらないんですけどね、ほんとは。

もし宝くじで100億円当たったら・・・・とか、3つのお願いなんでもかなうとしたどうする??くらいの話じゃないっすか?

 

おもえば、10年くらい前までは都立高校の入試問題にチャレンジしてた気がする。

さらにその前には大学の共通一次試験とか。

どれも見事な返り討ちにあって、問題を眺めることもなくスルーするようになって幾星霜。

 

一方、友人の子どもの小学生お受験で、イラストを見てどれがなかまはずれでしょうか?なんてのに、答えるってやつも、意外やむずかしくて、利発そうな幼稚園児を眺めて、はぁ~~~っと感心しきりだったこともあったんでした、そういえば。

 

私の男友達は園児のころ、あまりに落ち着きがなく、専門家のところへ連れていかれたそうだ。

そこで、”このコップのなかに水をいれてごらんなさい“といわれ、しげしげとながめたあげく、ガラスコップをガチャン、割ってみたんだそう。しえ~~~っ。

即、問題ありと判定されてしまったのだが、彼曰く、

だって、目の前の偉そうな大人たちが、そんな簡単なことをわざわざ聞くはずがない、なにかウラ、いや仕掛けがあるはずだと、確かめようとしたのだそう。

はぁ~。

もちろん、彼は即、問題大ありと診断され・・・・・普通の小学校には入れなかったものの、のちに、数学オリンピックの日本団長も務めるような大学教授になりましたとさ。

つまり、一種の天才だったんですね。

はぁ~、子供でも深く考える子っているんですね~・

 

そういえば、女友達の中には、幼稚園が嫌いで嫌いで、なんでもかんでも列作って団体行動する園児をケッと見おろして“屋上で煙草を吸ってた”って子がいます。

タバコはもちろんウソだけど、気分としてはまさにそうだったって。

「小さいころからまわりになじめなくて、はぐれた気分でいる子もいるんだよ、ノンちゃんにはわからないだろうけど」

おしゃれと評判のキュートな少女漫画家の横顔に、ふと口をひきむすんだ幼い園児の顔が重なった瞬間でしたっけ。

 

最近、私のスマホには、森山良子の“あれこれそれどれ?”とおのれのもの忘れを活写した“面白うてやがてちと悲しき”歌の動画と、保育園に通い始めた友人の孫の動画が、並んでます。

こちらの園児は大学教授や少女漫画家のようなフクザツなものはないようで。

友人によれば、まだ2歳になったばかりだけど、もう全然赤ちゃんじゃなくて、幼児も飛びこえ、すっかりおねえさんだそう。

子どもははやいね、という友人のメールに、なぜかこちらの心もほっこり。

 

顔をくしゃくしゃにしてお歌を歌ったり、女の子ってなんておしゃまさんでかわいいのでしょう。

あ、男の子もね(じぇんだーふりーじぇんだーふりー)。

 

世界はまだ未曽有のパンデミックのなかにあるけれど、ワクチンやらなにやら希望の光も見え始めてはきてます。

大雪に見舞われたアメリカ、ワシントンの動物園じゃ、パンダが雪の坂を腹ばいになってくりかえし滑りおりたり、かわいいのなんの。

子どもたちや動物たちの何げないしぐさや笑顔に、どれほどこわばった心がほどけていくことか。

 

本当に“春はもうすぐそこ”にきてるかも。

 

麦わらの秋

2020年9月2日

♪麦わらの~ と、あいみょんのマリーゴールドを歌ってるはずが、
いつのまにか、キロロの♪ほ~ら、足元を~になっている2020の夏です。

なんていってるまに、気がつけば、8月も最終日。
自粛自粛って家のなかにいる間に、
春も夏も過ぎていこうとしてる、ウッソ~~~、何もしてないよぉ~っ。聞いてないよぉ~~~。

“人が気づく頃には、いつも春のほうが先に来ている”
あぁ、なんて素敵なフレーズ!!
カレル・チャペックの“園芸家12ヶ月”は無人島にもって行く本3冊に入るほど好きだけれど。
今季ばかりは、なんだかザンネンな気持ちで、この一節を受けとめてる私です。

昨日、ほぼ半年ぶりに山手線に乗ったら、そこそこ乗客がいて、用がすんだ後、
四谷の空いているタイ料理屋に行ったら、ものの5分もしないうちにお客が増えだして、
あっという間に密になってしまった!!

しかも、すぐ横に座った3人組が、昼からシンハビール片手に大盛り上がり。
どうみても20代じゃないぞう。 あのさぁ、つば飛ぶんですけど、身体こっちむけないでよ!!
こっちは年寄りと一緒なんだぞぉ。少しは気をつかえよ~~~っっっ!!
と、一瞬、軽い殺意をおぼえたほど・・・・!

その後、飯田橋の川沿いのオープンカフェで、これまた半年ぶりのお茶をしたら、
テラスの奥の席に10人ほどのグループがいて、こちらはハイネケンのビンビールを片手にみんな大爆笑でパーリィピーポー状態。
こちらも、3,40代っぽかったぞう。
これだもん、感染収まらないのも無理ないか。

やれカラオケでだの、接待をともなう夜の店うんぬんと、クラスターのニュースが伝えられるたびに、
未だにそういう人たちがいるんだぁ?と不思議だったけど。
なるほどねぇ、いましたわ。まさに、今ここに。

ま、用があるとはいえ、35度越えの酷暑の中、90の親と出歩いてる私も私ですが・・・・。
ま、みんな、それぞれ事情があるってことですかね。落ちつけ~落ちつけ~、私。

深呼吸してはみても、笛吹けど踊らず・・・じゃないや、つまり、自分のことながら思うように行かないともうしますか。

ついさっき、遠方の友人に配送依頼した果物が、
依頼主の私の元へ送られてきて、もうなんなのよっ!!と怒り心頭。
腹が立って腹が立って、泣きそうになってしまった。
以前にも同じようなミスがあって、その都度、すみませんねぇと人のいい声で謝られて、
はいはい・・・で終わっていたのだけれど。
もう、これだから田舎もんはっ!!!
毒づいて、自分のなかの差別に、ひやっとしてしまった。すいません。
自分もとんだ田舎者もんのくせしてさ、、、、
カッカしてる私をよそに、母は、“いいじゃないよぉ、それくらい。また送ってもらえばいいじゃないよ” と笑ったりして。
あのですねぇ!・・・2,3日前にパトカーでご帰還したことすらこれっぽっちも記憶に無いボケ母に、かる~く諌められてるってのもね、なんか、笑えた。

あぁ、これってあれだ。
諸々しんどい時に、足の小指を机のかどにぶつけたとた、痛ぁぁ~~っ!!て、何もかも嫌になって一人泣きだしてしまったときと同じだわ。

別にね、痛くたって死ぬほど痛いわけじゃないんです。
でも、何かがもういっぱいいっぱいで、我慢の限界。
“ワラの一本”
荷物をやまと積んでるロバだかなんかが、麦わらをほんの一本追加した瞬間、倒れてしまう。
海の向こうにはそんなことわざっていうか、言い回しがあるんでしたっけ。

たぶん、私ももろもろいっぱいいっぱいだったんだろうなぁ。
ってか、今もだけど。
そこへほんの些細なトラブルがちょこっとふりかかっただけで、人生最悪!!みたいな気分になってしまう。

たまたま、その時、友人からLINEが。
“あぁ、幸せになりたい”と、私がつぶやくと、白雪姫がハートマークをなんこも投げてくれるスタンプが変送されてきた。
それを見たとたん、なんだか力がぬけて、笑ってしまった。
あぁあ、私ったら、なに泣いたり笑ったり、ばたばたしてるんだか・・・・。

同じ麦藁でも、ロバの一本よか、あいみょんのほうが全然いいよねぇ。

気づけば、セミしぐれに混じって、朝夕は虫のすだく声も。
気温35度超えの酷暑の連続でも、季節は我々が気づくよりも早くちゃんときているんすねぇ。
見上げれば、青空には刷毛で刷いたような雲が。
秋ももうすぐそこ。

新しい日々が少しでも穏やかなものであることを祈って。
なにか楽しいことが、ちょっぴり、ちぢこまった暮らしに色を添えてくれることを祈って。

チャオ!!

ゴーゴー、ヘノカッパ

2020年5月25日

おひさしぶりです。大谷翔平くんをまねてみました‥‥って、前にも確か同じこと言った気がしますが、ほんっっっと、ごぶさたしてました・・・。

皆さん、おかわりありませんか?お元気ですか?

 

って、元気なわけないですか・・・コロナコ騒ぎで自粛自粛のオンパレードですもんね。

いづこも大変でしょうが、東京はことのほかすごい気が。

なぜかやたらヘリコプターが上空を旋回してるし、パトカーや自転車のおまわりさんが走り回ってるわ。防災無線は四六時中やけにのったりした口調で“ 急な  外出は  さけましょう  ”と繰り返してて、なんだかSF映画みたい。

ご近所の山ぐるみの大木は若葉をきらめかせて、道路向こうの家のちょっとギザのピラミッドを思わせる屋根のラインを覆いそうなほどで、私の部屋のカーテンは春風にふうわり揺れて。

おだやかで優しい時間が流れているように思えるのに・・・。

なのに、東京は緊急事態宣言下にあって、世界中コロナの猛威が吹き荒れているなんて。本当に不思議。

命を奪いかねないウィルスってやつが、直接、眼に見えないからなのかなぁ。

もし、銃弾が飛びかっているのが見えれば、実感あるなんてもんじゃなくて、だれも外に出ようとはしないだろうに。

見えない敵の恐ろしさは、そんな単純なところにもあるのやも。

  

とりわけ、どんなニュースを見ても一秒で忘れてしまううちの母なんかは、「ねぇ,何かおいしいもの食べにいきましょうよ」とくりかえし、玄関で「ねぇ、まあだぁ??」とじれている。

いい加減説明するのにも疲れて、結局、私も母を連れ、でかけてしまうんだなぁ。

目白の駅前にちょっとこじゃれた店があって、ちょうど12時についたのだけど、その時点でお客は私たち二人だけ。

「こんな誰もいなくて、やってけんのかしらね?」

何もわからない母でも、声を潜めて案じるほど。

「これじゃ、お店の人のほうが多いね」

確かに。スタッフはキッチン、ホール合わせて4人。

それでも、八分づき玄米に有機野菜の素揚げ生姜ソースなんて健康にもよさそうな食事に満足して店を出るころには、ほかに3人のお客さんが。

みんなそこそこ高齢者?

「毎日こんな?」「はい。なんで、お店はあさってで一時休止です」「あらまぁ」

と、レジでそんな会話を交わしたのが、ゴールデンウイークに入る直前のこと。

連休初日の今日は、お隣りの子供の泣く声がするくらいで、いたって静かであります。

 

ちなみに、うちの甥っこは研修医で、ただいまなんと呼吸器内科に配属中。コロナ患者がくるので、防護服を着て対応にあたったりもしているのだとか。ひゃぁん。

連絡はとってないけど、ニュースで院内感染や医療崩壊、マスク一週間使いまわし!とか聞くと、不安になります。

 

弟も、職場のはいるビルの上の階から陽性患者が出たものの、オフィスの閉鎖どころかエレベーターの消毒すらないとか!で、いいのかぁ??、それにしても、コロナは本当にもうすぐそこまで来ているんですね。

自転車で10分ちょいのとこまで、だぁぁぁ。

消毒していないといえば・・・!!

その昔、わたしはしょう紅熱にかかったことがある。

小学校4年かそこら辺のころ。

ものすごい高熱がでて、ふうふうしているわたしの枕もとで、往診に来たお医者さんが母と小声で話してた。

「しょう紅熱だと法定伝染病ってことになるんで、保健所に報告して学校から何からみんな消毒しなきゃいけないんでおおごとになるから、ここはとりあえず疑似しょう紅熱ってことでいいですかね」

え~~~っ!!?

熱にうかされながらも、子供心にいいのかぁ???とぼんやり思ったこと、覚えてます。

「いい時代だよね。ってか、“昭和”って感じだよねぇ。今ならそんなのゆるされないでしょ?」

私がそういうと、母はにやり。

「いいんですよ。臨機応変で。何もばかまじめにそんなことすることないの」

自分の年がいくつか、今が春か夏かさえわからないのに、こういうときだけは妙にしっかり答えるから、認知症っていうのも、不思議なもんですね。

友人たちから、ときどき、元気?コロナは大丈夫??とかメイルやLNEが入るけれど、私の返事は決まってる。

「毎日毎日”お母さんと一緒“!のほうが全然大変だよぉぉぉ」

“お父さんはどこへ行った”?死んだといっても、“いつ帰ってくるの?”と説明してるはしから繰りかえし、私がつい邪険にすると、ここはお母さんの家じゃありません、帰ります!と出ていこうとするっていうのが、なんせルーティンなもんですから。

いやさ、本当はもちろん、生命の危機にかかわるコロナのほうが断然たいへんなんですけれどもがさ。

 

ところで。

大きなカタストロフィ(災禍)の後には、必ずや変化が現れるんだそうですね。

デカメロンといえば、少年隊と世界史で名前だけ覚えたイタリアの古典だけど。

あれって、中世にペストが猛威をふるい、バタバタと人が死んでいく中で、神は本当にいるのか??と疑問を抱く人が続出、どうせ死ぬなら好きなことをと、聖職者たちがガンガン性交にはしる姿を描いた作品だったんですってね。

私は学生時代、名画座でパゾリーニという問題作ばっか撮ってる監督の映画でみて、ありゃありゃなんんちゅう酒池肉林・エログロの極み~~~っ、あっけにとられてるだけだったけど。

実は、そんな深い背景があったんですね。

そうして、すべてを神が支配する中世から、人間賛歌を高らかにうたうルネッサンスが誕生したんだそう。

あらら、そんなたいしたもんだったとは、すんまそん、デカメロン。

そら、教科書でわざわざとりあげるんだから、ただのエロなはずはないわさね。もちっとお勉強しときゃよかったですね。ハイ。

 

はて、今回のコロナのあとには、いかなる未来がひろがるのか。

ルネサンスには遠く及ばずとも、なんかちょこっとでも人と人がもっとくつろいで気持ちよく暮らせる日々が来るといいですね。

 

インドじゃ経済活動が低下したおかげで、町中からヒマラヤがみえるようになったとか。

ヴェネツィアじゃぁ、水上バスやゴンドラが激減したおかげで濁ってた運河が澄んで水底がみえるようになったんですって!!

なあぁんだ、地球を汚してるのはわしら人間様なんじゃん。

いや、わかってはいたけれどもさ。

人影が消えた南米チリの街角では、野生のピューマがひょっこり現れたとか。

アルゼンチンじゃ道路のまんなかにアシカの群れが寝そべり、渋谷じゃネズミの大群が・・・。

 

エトセトラ etc。珍しく地球と人類の未来に思いを馳せようとしていると、ピンポンピンポ~~~ン

”あんたぁ、なんかおいしいもの食べに行きましょうよ“

と、またもや階下から母の呼ぶ声が。あぁあ。

なにを言っても聞いてやしない。かつ、1秒で忘れる母は、コロナなんぞ ヘノカッパ。

“いいから、早くしてよっ。でかけますよ!お母さん、一人じゃ歩けないんだから、早くぅ”

どこまでも強気。あくまでも上から目線。

 

“我が家には奥様とお嬢様、ばあやとねえやがいる。

あわせて二人だけど“

そんなふうに笑いあっていた日から幾星霜。

いまや、我が家はゴーイングマイウエイの大奥様とちょいくたびれた姉やの二人ぐらしであります。あぁ、お嬢様はいずこへ。

 

さぁ、気をとりなおして,少し散歩でもしてくるとしましょうか。

マスクして手袋して、大きく腕をふって。しりとりでもしながら。

 

次にこのコラムで会える時には、コロナ騒ぎが少しは収まっていますように。

雲一つない青空のもと、小さな庭にわずか数株のスズランが咲きだした我が家より、北の大地へ。

久方ぶりのご挨拶と祈りをこめて。

元気でいましょうネ。では、また!